ダブル構築 ~サイドチェンジヌケニン入り現実雨 (WCS2018)
- 2018/03/27
- 18:40
ナットレイ→ヌケニン以外、配分等ほぼ全てエースの雨パーティを丸パクり。
これ↓
あっ!やせいのひとりごとがとびだしてきた! WCS2018ルール構築~現実雨-realistic rain-~
INCの少し前、良さそうかなと温めていた構築が突然のいかくガオガエン解禁によりお亡くなりに。
その後とくに面白そうなギミックが思いつかなかったので、とりあえず強そうな雰囲気のあるパーティをパクって使うことにしました。
雨パーティは以前から多く使用しているのですが、どうも自分にはナットレイが上手く使いこなせず、夥しい数のガオガエンに屈してしまうのが目に見えているので別のポケモンを探すことに。
ここで、ぺリッパー・ルンパッパ・ラグラージの組み合わせを使用していた時に気になったことを考えてみると・・・
○バンギラス、カプ・レヒレ、クレセリア、モロバレル、カビゴン・・・このあたりのポケモンにクルクル回されながらへらへらされると、消耗戦になってしまい種族値差で押し負ける
○そもそも消耗戦にならなくても、種族値が低いので一回じゃんけんに負けると立ち直しにくい
→じゃんけんのリスクが大きい
大体こんな感じ。
ぺリッパーでモロバレルを倒したいのに、脆すぎるせいで一度攻撃をまもるなり交代で流されてしまうと、隣の攻撃で即死。結局モロバレル倒せてないじゃん、的な話。こういった状況が無限に発生します。
これはナットレイを採用しても、鈍足+いかくで火力ガタ落ちなのですぐに縛られる+処理速度がよろしくない、とあまり解決しません。大元の構築ではのろいを採用してそれを誤魔化している感があるのですが、自分には扱える気が微塵もしないので見送り。
そういうまもるを読むとか、交代を読むとかそういう類のは極論全部運ゲーなので極力したくない。使っているポケモンの性能的に大抵不利な運ゲーですし。
で、そんなことを思いつつ結局採用したのがサイドチェンジヌケニン。
みず技でゴリゴリ削れないポケモンは大抵ヌケニンに打点がないですし、逆にヌケニンに打点があるポケモンは大抵みず技が苦手です。
カプ系統、メタグロス、ガルーラ、クレセリア、モロバレル、カビゴン、サンダーこのあたりの攻撃に安定して裏投げしつつ、さらにサイドチェンジなりでガチャガチャ。相手がヌケニンに構っているうちに、アタッカーの行動回数がかなり稼げます。
やや尖ってはいるものの、受け出しのしやすさと繰り出したあとにできる仕事量、最終的な勝ちルートへの持っていきやすさはナットレイより良いかなと思ったりします。なにより楽しい。
ナットレイの場合、たとえばカプ・レヒレに繰り出したあと、それを倒しきるまでが役割になるので、相手にサイクルを回されてしまうとそれを遂行することができません。役割を遂行するためにナットレイを温存させて、再びカプ・レヒレに合わせたいですが、残念ながらほかのメンツに交代出しができるほどのスペックが無いので、こちらは相手のサイクル戦に付き合うこともできません。そんなわけで、雨パーティに採用するナットレイが役割を遂行しきるのはなかなか難しいんですよね。
それに対して、ヌケニンであれば繰り出したあとサイドチェンジでへらへらしながら隣を殴り続けていれば良いのがポイント。ヌケニンを倒したい場合はみず技が通りやすいポケモンをむりやり動かさないといけないことが多く、そこをしっかり潰して詰めを狙います。
結局運ゲーといえば運ゲーですが、ヌケニンのそれはリターンがあまりにも大きいのでかなり強い運ゲーだと思います。
ヌケニン@ぼうじんゴーグル ふしぎなまもり
むしくい あやしいひかり サイドチェンジ まもる
せっかち AS252
で、実際に使用した型がこれ。
・せっかち
基本的に火力を求めていないので、Aを14あげるより、Sを9あげた方が旨味が大きい気がします。
・ぼうじんゴーグル
テテフグロス・レヒレグロス系統には積極的に選出していきたいので、一緒に採用されていることが多いバンギラスに怯えなくていいように採用。モロバレルに対しても安定します。
・むしくい
役割対象のカプ・レヒレやクレセリア、カビゴンあたりが持ちがちな半分回復きのみを睨む形。
・あやしいひかり
相手の盤面がヌケニンに全く触れず、サイドチェンジまでチラつかせられた相手は流石に交代してくるので、そこが狙い目。こんらん+サイドチェンジで有利な運ゲーになります。とても強い。
そんな感じで纏まりました。
これを2018 International Challenge Marchに持ち込み。
結果は、最初の20戦で1714まで行くという奇跡の滑り出しをしつつ、その後4連敗してそのままずるずる終わりました。残念。
【反省点】
○サイドチェンジヌケニンが強い
ヌケニンが本当に強くてびっくり。ほとんどの試合で選出しました。
バンギラス、ガオガエン、サンダー・・・くらいなら全然選出して、全然詰めに持っていけます。それくらい強い。途中で失敗して倒れてしまっても、その時点でとなりのポケモンの行動を一回分稼いでいるので問題なかったりでした。
前述したような雨パーティのサイクル戦できない問題を良い具合に解消しつつ、そこからサイドチェンジで隣のポケモンを長持ちさせられるという良い感じのハマり具合でした。
ぼうじんゴーグルも大正解で、対バンギラス・ユキノオーで大活躍。雨パーティで面倒なモロバレルがただのカモとなるあたりも良い感じだったと思います。
以上。9割がた自分の構築ではないので特に構築の問題点なし。さすがエースワイルド構築、強い。
勝てないのは改悪したのとプレイングのせいということで。
ゴールデンウィークにもう一回?予選はあるので、そこでは何か自分で考えたものを持ち込みたいところです。
おまけ。
ジャラランガZをヌケニンとカプ・コケコで無効化するのがあまりにも気持ち良い。